ハナの瞳と息吹

求めるがままに水を飲み

空気を吸って息を吐く

ハナはこの旅で何度も、獣を殺して食べた。

その瞳は、かつて殺した獣たちと同じ色を宿していた。

 

まぶしく輝くあたたかな憧れはハナの血液となり今、はきだした白い息吹さえ、切子の城壁にあたってくだけ、消えていく輝きのように思われた。

その時、ハナの姿こそが玻璃の王宮の景色のようであった。

            

「玻璃の王宮」より「ハナの瞳と息吹」

               (撮影 キノムクヤさま)

花ケモノ

花のようにわらっては ケモノのように命を繰り返す

0コメント

  • 1000 / 1000